vanishment的アニメブログ

純粋にアニメを楽しみたい。声オタでも作画厨でもありません。たまに一言感想などまとめていますが、あまり速報性のないアニメ話をしています。

久しぶりに見た「ゲド戦記」

たぶん5年ぶりくらいに見ました。

ストーリー自体ほとんど覚えてなくてテルーの唄ばかりが記憶にありました。(よくカラオケで歌うし…)

 

【あらすじ】

闇に心をとらわれた少年アレン(王子)は父である国王を刺し、剣を奪って逃げる。

逃げる旅の途中、ハイタカ(ゲド)と出会い、共に旅をする。旅の途中の町で人狩りからテルーを救う。が、テルーは「命を大事にしないやつなんて大嫌いだ」とかなんとか言って走って去っていく。

町でハジア(麻薬)の実態を知り、嘔吐するアレン。先に宿に戻るというハイタカと別れてアレンは一人水辺でぼんやりとする。うたた寝をしていたアレンは夢を見る。そこに人狩り(ウサギ)が現れ、アレンに暴行を加え奴隷を運ぶ車に枷をされて入れられてしまう。

強い光をまといながら現れたハイタカによってアレンは救出され、ハイタカの友人であるテナーの家へと向かう。そしてテナーの家にはテルーが…。

翌朝テナーのベッドを覗いたテルーはそこに寝ているアレンを見て驚いてしまう。テルーは親に虐待され捨てられた過去があり、ひどく人を嫌っている。顔のやけどのあともその虐待によるもの。

目覚めたアレンは食事をし、ハイタカと一緒に牛を使ってテナーの畑を耕す。

アレンは夜ひどくうなされる。影に追いかけられ、追いつかれる、とおびえる。

「日が落ちるまでに帰るように」との伝言を頼まれたアレンは家の裏にテルーを探しに行く。そこでアレンは唄うテルーを目撃する。

和解するふたり。

数日後、まだ眠っているアレンには告げず、夜には戻ると言い置いてハイタカは旅の目的である災いの原因を探りに行く。

影に追いかけられ逃げまどうアレンは水辺でおぼれてしまう。そこにクモが現れ、アレンは連れていかれてしまう。

クモに薬を飲まされたアレンは闇の底へと沈んでいき本当の名(レバンネン)をクモに明かしてしまう。クモはアレンにハイタカのことを「不死を願う」悪の存在だと言うが、本当に不死を願っているのはクモであり、生と死を分かつ扉をあけることで不死を得られると考えている。その扉をあける鍵となるのがアレンの本当の名であり、それを得たクモは「準備は整った」とほくそ笑む。

アレンとハイタカの帰りを待つテナーとテルー。そこにウサギが現れ、テルーを縛り付け、ハイタカに伝言を残しテナーをむりやり連れていってしまう。

門に縛り付けられたテルーは門ごと引っこ抜き縄から抜けると駆けだす。途中、ハイタカと合流しテナーが連れていかれてしまったことを伝える。

ハイタカは街で取り戻してきたアレンの剣をテルーに預け、クモの待つ城へと行く。

そこに待っていたのは心を闇にとらわれたアレン。しかし、ハイタカの言葉「不死は生を失う事だ。

死を拒絶する事は生を拒絶する事なのだぞ!

によってアレンは自分を取り戻す。

ハイタカはとらえられテナーがいる牢へと連れていかれてしまう。

テルーはアレンに剣を渡すため歩き始める。すると道にアレンの影が現れ、テルーを誘う。クモの城の前まで来た時、テルーは影に剣を渡そうとする。しかし影はここから先には行けないのだという。そしてこの中にいる「僕に剣を渡してほしい」と言い、テルーに抱擁し本当の名を授ける。

城に入ったテルーはアレンの元へといく。しかしアレンはうじうじと悩んでいる。

テルーはアレンの本当の名を呼び、今度は彼を抱きしめてあげる。影がテルーにしたように。そうしてテルーはアレンに本当の名(テハヌー)を教える。

ハイタカテナーを助けに塔の上へと急ぐ二人。

そしてクモを前にして、アレンの剣がとうとう抜ける。不利をさとったクモはテルーを捕まえて逃げる。

逃げるクモを追いかけ隣の塔へと移るが、そこで塔の床が抜けおちてしまう。落ちそうになるアレン。そしてクモはテルーを殺そうとする。

必死によじ登ったアレンはそこでテルーを目撃する。

テルーは龍へと姿を変え、クモを焼きつくす。崩れ落ちる塔、龍になったテルーに乗りアレンは脱出する。

草原に降り立つ二人。アレンは自分のしたことと向き合うために国に帰るという。またいつか会いたい、とテルーに伝え二人はハイタカテナーの元へと帰る。

数日が経ちアレンとハイタカはテルーとテナーに別れを告げて去っていく。(完)

 

というのが映画を見ていてわかるあらすじ。

地味だったよなぁ、という印象がただただ強かったのですが、久しぶりに見たら結構よかったかもしれません。

ただ気になるところがたくさんあるのは事実…

・テルーは唄はいいかもしれんが演技が…

・表情が怖すぎる。

・色遣いが暗い(暗すぎる)

・キャラクターに華がない(魅力がない)

脚本に関してはそれはもうたーくさん文句をつけたいところですが…

まず冒頭から、いきなり父を殺して剣を奪って逃げるアレンがなぜ闇にとらわれてしまったのかがわかりにくい。

アレンが追いかけられていると思っている「影」というものが本当は「光」で~うんぬんなど見ていればわかるものはよい。

けどやっぱり映像作品なのだから、見て考えればわかる部分以外で内容を補足するのはいただけない(これはこういうことだったんですよ、なーんてインタビューとかで言われても…)